セラードは何者かになりたい

北陸スマブラコミュニティの様子をいろんな人に見てもらいたい、そして来てほしい。だから書きます。半分自己満で。

北陸と、北陸を動かしてきた『好奇心』

はじめに

5/6に行われた『スマブラTOプレゼン会』に畏れ多くも、わたくしセラードが北陸トライスマッシュの運営の人間として参加させていただきました。リアルタイムでSHI-Gさんの生放送を見てくださった方も、さらにコメントしてくださった方もありがとうございました。

「北陸スマブラコミュニティの方も参加してみませんか?」と4月末ごろにアユハさんからお声掛けいただき、最初は悩んだのですがこのプレゼンに参加することによって北陸と、そして何より自分自身の成長に繋がるであろうと信じて参加を決めました。他の方の面子もプレゼンも凄くて、本当に参加して良かったと思いました。改めて企画してくださったアユハさんありがとうございました。

 

 

[追記]____________

後日Smashlogさんが僕の今回のプレゼンを記事で取り上げてくれました。ありがとうございます。

smashlog.games

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今回のブログは僕がプレゼンで使用した資料を乗せつつ喋ったことを文字に起こしたものです。また、プレゼンを10分に収めるために(結局収まってなかったけど)、省略してしまった部分を加えているため、プレゼンを実際に聞いてくださった方でも最後まで読んでくださると嬉しいです。

 

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北陸ってどんなところ?

北陸スマブラ界隈の特徴

まず「北陸ってどんなところ?」ということで、簡単に北陸スマブラ界隈の特徴をいうと、北陸の3県である福井・石川・富山の結束力が強い。これに尽きます。

 

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僕は大学生の時は京都にいたので昔のことはあまり知らないのですけれども、3年前から出身である石川県に戻ってきて対戦会に参加していました。その当時から北陸3県で行われる対戦会にプレイヤーが当たり前のように行き来してるんですよね。石川のプレイヤーが隣県の富山・福井に行くのは勿論、福井のプレイヤーが富山まで行く、逆に富山のプレイヤーも福井まで行くという光景が当たり前でした。

それがなんでかといったら、対戦会の頻度が都市部と比べてもかなり少なくて、北陸のプレイヤーはオフでプレイできる環境を求めていたっていう結構単純な理由なんですが、そこでもう北陸3県のプレイヤーは顔なじみが多いという状態でした。

そしてスマブラSPが発売されたことによって、さらにプレイヤーが増え対戦会も増えていきました。ここで北陸3県の対戦会を簡単に説明していきたいと思います。

 

北陸の対戦会・大会

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まずは福井県から。

九頭龍杯は、SPが発売してから発足した大体32人規模の対戦会で2,3ヵ月に1回のペースで開催しています。

下の恐龍門は毎週水曜に開催している16人規模の対戦会です。スタッフの人が闘龍門主催のtakeraさんに相談してて、尚且つ福井にちなんだこの名前になったと聞いています。ちなみに現在は恐龍門オンラインというオンラインの大会をやっています。こちらもSPが発売されてから発足したものです。

あと画像には載ってないんですが福井対戦会って言うスマブラに限らずいろんな格ゲーが集まる対戦会もあって、月1と平日週1で開催してます。

 

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次に石川県ですね。

まず、いしぶら!SP。大体月1で開催する対戦会です。僕はこの対戦会の主催をしています。アイコンがこれ石川県の県章そのまんまアイコンにしてるだけなんですが、発足した時からこのまんまです。どうにかしたいですね。(^^;

次にミリオンスマッシュ!SPが発売されてから発足した対戦会でe-Sports_Cafe HUTABAという施設にて毎週金曜夜に開催してます。オフ初めてですっていう人がよく参加してますね。アイコンに(仮)って付いてるんですが発足当時1年前から変わってません。気にしないでください。(^^;;

やっぱり石川県は北陸三県の中心に位置しているので隣県から人が集まりやすいですね。

 

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次に富山県です。

富山スマブラ対戦会SPToyamaGamersDayって言うイベントにコミュニティとして参加してその中で対戦会をするってだけだったのですが、最近ToyamaGamersDayの中だけじゃなくて自分たちで開催するようになりました。

 

ちなみに北陸3県の中で一番強いのは富山県だと僕は思っています。皆さんの知っていそうな名前を挙げると、リンク使いのりどさんや、ヨッシー使いのとうふさんも富山のプレイヤーですね。

 

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次は、北陸の大型大会を紹介します。

今まで紹介した対戦会が協力して開催する北陸トライスマッシュ

あと、いろんな格ゲーが集まる北陸無双です。こちらの主催はスマブラのコミュニティの人ではないです。

 

どうしてトラスマが発足したのか

ここで、どうしてトラスマが発足したのかについて話していきます。

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北陸って今まで遠征する先って全く見られてなかったんですよね。小さい対戦会しかなかったし当たり前なんですけど。でも、北陸のスマブラ人口が増えてきて対戦会も増えて、北陸でも大型大会やりたいなーってなったんですよ。たしかウメブラの枠がすぐ埋まっちゃうっていうことがよく話題になってた時期で、アユハさんが関東以外で512人規模の大会検討してみてくださいっていうツイートみて、石川で512人の大会やれたら面白そうだなーって思ったんですね。

 

 

面白がって512人だったら石川のどこで開けるやろーとか調べてみたり、まあいきなりそんな大規模な大会は無理だから北陸スマ勢で、定期的に128人規模でやれるようになりたいねーって話したりしてました。

 

 

だって夢ありませんか!?自分の住んでる県で512人規模の大会やるって考えたら、ウメブラさんとかスマバトさんみたいに自分の住んでる県にたくさん遠征する人・強い人が来て凄く盛り上がって~とかて考えたらめっちゃ面白そうでしょ!?

それで北陸のプレイヤー達と、ミリスマ会場のe-Sports_Cafe HUTABAさんなど企業さんの協力もあって、北陸トライスマッシュが発足しました。枠埋まるかな~とか色々不安になりつつ、去年11月に第1回目を96人規模で開催できました。その際はDetoNationGaming所属のにえとのさんを招待させていただきました。そして3/20に128人規模でトラスマ2を開催しました。トラスマ2では参加者の4分の1以上の方が北陸以外の地域から遠征してくださいました。ありがとうございます。

 

北陸を動かしてきた『好奇心』とは?

北陸を動かしてきた『好奇心』

それでここから本題です。北陸を動かしてきた『好奇心』とは?という話です。

 ちなみにここでの『好奇心』は、『好き』や『楽しい』、『面白い』、『興味』という言葉とだいたいイコールで言っています。

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これが僕の一番伝えたいところで、「~したら楽しそう」「~が面白い」「~する事が好き」という気持ちを行動にしたことで必然的に北陸のスマブラコミュニティが盛り上がったということです。

スマパさんとか闘龍門さんのように「自分たちでも週1の対戦会してみたい」とか、「配信で実況してみたい」とか、さっき述べたように「北陸でも大規模な大会やったら面白そうだよね!」とかですね。

 界隈を盛り上げたいとか、こういう企画やってみたいとかって根本的にはやっぱり自分自身が楽しいから、もしくはこれやったら楽しくなりそうって思うからやるんですよね。

例えば義務的にやる対戦会とか、楽しくできるわけないし、変化しようがないし、ずっと同じことやって対戦会が成長するはずがないと僕は思うんですよ。

 

僕個人の話になるんですが、僕は去年の2月頃まで大会の運営というものにはまっっったく興味が無かったです。

仕事終わって帰ってもすることないなってことで(僕はオンラインは全然しないので)気軽に宅オフやりたいってことで宅オフやってみたんですね。そしたら宅オフの常連さんができたり宅オフにオフ初めての人が来たり仲間が増えてく感じて凄くやってて楽しかったんです。それで運営の手伝いするようになって、あーしたら良いんじゃないかこーしたら良くなるんじゃないかとかやってて、しばらくしたら主催になってました。

大会・対戦会の運営って楽ってことはないけど、機材の準備とか設営とか、でも、これから自分たちで設営した会場で「大会やる」「熱い対戦が行われる」ってこと考えたら設営すら楽しいとも思えてくるんですよ。

いや別に大変なことは大変だし面倒なものは面倒だし、いつも楽しいと思えるほど頭ハッピーではないんですが、だいたいそんな感じです。

 ちょっと脱線したような気がしますが、僕に限らず他の対戦会の運営の人とか、配信始めてみた人とか、スマ勢皆で食べ飲みに行こう・遊びに行こう別ゲーしようとか、それぞれが好きに活動することでこの界隈の盛り上がりに繋がったんだと思っています。

 

地方の大会運営で思うこと 

そこで僕が好奇心を持った地方の大会運営で思うことについて深堀していきます。

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1つ目の発展途上だからこその楽しさについて。自分の地域のスマブラコミュニティがたとえ小さくても、そのコミュニティが大きくなっていくこと考えたり、実際に行動して大きくなっていったらすごく楽しいと思うし、逆にそれはチャンスだとも思います。

 

2つ目。地方では人が少ないし運営したい人はもっと少ない。そのコミュニティ皆で支え合う・作りあげるのがベスト。これは読んで字の如くです。大会運営をする人の負担が偏ってて負担してる人がもし潰れたらその地域に対戦会が無くなるという事例はよくあります。実際それが原因で石川でも対戦会がしばらく無くなってしまった時期がありました。

 

3つ目。コミュニティを盛り上げるとか大会をやるうえで無理に特別なことをする必要はないということです。「他と違うことをしないと人が来ないんじゃないか」とか。参加者たちがいれば参加者たちで自然とそのコミュニティの特色が勝手に形成されるものだと思います。あのプレイヤーとあのプレイヤーがライバルでとか、あるプレイヤーがいしぶら!SPっていう大会で7回連続で優勝してるとか、あの対戦会に行けば誰々がいるとか。そういうのが勝手に出来上がっていくものだと思います。

 

最後4つ目。大会を運営するうえで大事だと思うのは、参加者に対して誠実であるべきということです。参加者のためにせっせと働く奴隷になれっていう意味じゃなくて、「どうやったら楽しめる大会になるのだろう」とか考えるっていう意味で。

例えばなんですが、好きなアーティストとかアイドルでもいいんですけど、ライブ中とかで「このライブに向けて~してきた・頑張った」とかトークしたりするじゃないですか、あれは僕の中ではホントにこの人たちはそのライブに向けて、「ファンの人がどうやったら楽しんでくれるか」ってことを真摯に・誠実に考えて行動してきたんだろうなっていうのが凄く感じ取れるんですよ。話す言葉の大抵はありきたりな言葉かもしれないけど、ホントに真摯に・誠実にやってきた人たちの言葉・行動はたとえありきたりでも「この人は他と何かが違う」「メジャー・インディーズ等あれど等しく共感できるものである」って思えるんですよね。誰かこの例えをわかってくれたら嬉しいんですが。とりあえずそんな感じで「どうやったら楽しめる大会になるのだろう」とか考えて大会運営したいよねってことです。

誠実に行動していれば、絶対、周りは応えてくれるし、自然と良い巡りあわせは来ます。 

 

北陸トライスマッシュの今後は?

最後に、北陸トライスマッシュの今後は?ということで、

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いまコロナウイルスのせいで開催は難しいですけれど、オフ大会が開催できるようになったら安定・継続的に128人規模で開催し続けること。北陸無双も夏にあるのでトラスマは秋と春に開催して、年間128人規模が3回、その内年4回にしたいとは思うんですがしばらくは年3回でいきたいですね。

 

そして先ほども述べましたが「参加者に対して誠実に」。

どんな大会が参加者にとって楽しめるかってことをちゃんと考えていきたいし、参加してくれる人が納得して参加してもらえるようにしたいです。

 

そして最後に「スマブラを通して、参加者にとって最高の大会を目指す」ってことですね。字面だけみたらすごくありきたりなこと書いてるんですが、つまりプレイヤーにとってトラスマで勝ち上がること・優勝することに価値・喜びが生まれる大会にしたいし、観戦する側・配信見てる側でもEVO観戦してる時みたいに、凄く燃えるとか、応援が楽しいとか、そんな瞬間をプレイヤー達が作れる環境にある大会に近づけたいと思っています。

 

終わりに

最後まで読んでくださりありがとうございます。これが僕の考えていること・伝えたいことすべてではないんですが、こういった機会をいただいたおかげで伝えたいことを言葉にすることができました。GW中プレゼンのことでうんうん唸っていたことが何とか形になって皆さんに伝えられて良かったです。

GW中プレゼンのことで悩んでたこととフィットボクシングしてたこと以外マジで覚えてない…

 

他の大会運営者さんは「これまでこういった活動をしてきた」「こんな取り組みをしている」等のノウハウを伝えていたのですが、僕にはこれといったノウハウは無いので「地方の運営について僕なりに何を伝えることができるか」ということを懸命に言葉にした結果、ああいった「運営について僕の考え」って感じの内容になりました。

それぞれのプレゼンは個別に動画化されているため、そちらも是非見てみてください!

www.youtube.com

他の方のプレゼンはコチラ↓のプレイリストからどうぞ

スマブラTOプレゼン会 - YouTube

特に僕は東北のTSCさんの取り組みが面白いなーすごいなーって思いました(小並感)。

 

先程僕にはノウハウが無いと述べたんですが、流石に今後そういったものがないとこれから北陸のコミュニティの成長は厳しいと思っています。でも逆にそういったものが確立されればまだまだ伸びしろがあるってことですね!!

ただ現状のまま一部の人だけが大会運営に頑張るのはこれ以上大きくしようとするとすぐ限界が来ると思います。願わくば皆が大会運営に興味を持ってくれること(イエスマンじゃなくて意見を言ってくれる人がいたらもっと嬉しい)。そして願わくば『全国から見た北陸』という単位で考えてくれる・行動してくれる同士が現れることを密かに祈っています。自分の県での活動を頑張ってくれるだけでも凄くありがたいけどね。

しかし他の人に、そうなるため・そう考えてもらうための僕自身の取り組みもまだ甘いことはよくわかっています。大会運営について考えたことが無い人に大会運営について「これどうかな」って聞いても「良いんじゃない?」ぐらいにしかならないのは仕方ないし当たり前なんですよね。それはちゃんと自覚してます。頑張ります。

 

北陸の方も、北陸じゃない方も、今後とも北陸スマブラコミュニティをどうぞよろしくお願いします。

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(どうでもいいことですが北陸スマブラコミュニティのアカウントを運用しているのは9割9分9厘僕です)